トルコイスタンブールのサバサンドは絶品!

旅行に行く私は、一人で旅をする!そんな一人旅の私のルール!?

付き合っていた人(日本人です)と結婚し、海外に住むことが決まっていたのでその国に行く前に「世界一周航空券」を購入して数か国を周りました。関西地方に住んでいたので、関空からトルコのイスタンブールに飛行機で行きました。トルコで滞在したのはイスタンブールとカッパドキアです。7月中旬に出発して約1週間滞在しました。私はトルコ旅行を経験していましたが夫は初めてだったので、べたな観光地を周ることを目的とした旅行になりました。

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トルコではイスタンブールとカッパドキアに行きました。イスタンブールではアヤソフィア・グランバザール・ブルーモスクを観た他、船でボスポラス海峡を渡り感動しました。沢木耕太郎の「深夜特急」が好きだったので、海を見ながら「鯖サンド」を食べたのが最高の思い出です。

カッパドキアへはイスタンブールからの現地ツアーで行きました。バスの往復と洞窟ホテル、気球体験が付いたものでした。カッパドキアはとても遠く、途中でバスも故障したのでかなり長時間の旅になりましたがイスタンブールでバスに乗る前にハマム(公衆浴場)で汗を流しておいたので正解でした。洞窟ホテルは暗かったのですが趣がありました。気球体験は早朝にバスで迎えにきてもらい気球の場所まで行きました。トルコの食べ物は日本人の好みに合うので、どんなものを食べてもとても美味しかったです。値段もお手頃で毎回感動しながら食べていました。


一人でトルコ旅行をした際には、私が女だからということもあり、うっとおしいくらいに男性から声を掛けられて辟易した覚えがありましたが、夫と一緒に周った際にはそんなには声をかけられず、むしろトルコ人の優しさを感じることがたくさんありました。早朝、気球に乗りに行った時には簡易のスタンドに食べ物や温かい紅茶を用意しておいてくれたり、街角で立っているおじさんが私たちにチャイ(リンゴの紅茶が多かったです)をごちそうしてくれたりすることがありました。

アヤソフィアの前で突然私が小さな女の子から声をかけられました。トルコでは物乞いの子供もいるので一瞬「お金をねだられるのかな」と思って身構えましたが「一緒に写真を撮ってもいい?」と聞かれました。理由は分からなかったのですが、知らない女の子と二人で彼女のカメラに映ることになりました。その後「あなただけで撮っていい?」と聞かれ、なぜか私の写真が撮られることになったのが今となっては良い思い出です。彼女にとって日本人が珍しかったのかもしれませんが。

イスタンブールに到着した夜、小型バスでホテル前に連れていってもらったのですが、治安も悪そうではなかったので私は一人で少し散歩をすることにしました。時間は7時くらいでした。夜なので中には入れないためにモスクを外から眺めていると、作業員風の男性(私より年下のまだ10代の少年といった感じです)が少し話しかけてきました。トルコではよくあるので「またか」という思いで普通に会話をしていました。

すると「僕はこのモスクの改装の仕事をしているから夜でも中に入れるんだ」と言い出しました。「へぇ、すごいね」と返事をすると「今から入ってみない?入れる道があるから」と言って私の手をいきなり取って歩き出しました。その時になって気づいたのですがそこは人気のない場所でした。そこで私はハッとして「いや、いい。入るつもりはないから!」と少しきつく言いました。すると彼は悲しそうな顔をして「僕はあなたと友達になりたいのに・・」と言った言葉をつぶやきました。「私は友達はいらないから」と言い、そのまま彼を置いて早足でホテルに戻りました。今までに日本人女性をその手で落としてきたのかと思いゾッとしたのを覚えています。

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